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Nゲージの模型作りにはピンセットや接着剤の他にドライバーも欠かせない

ピンセットを利用しているところ

Nゲージは日本の鉄道模型の多くに採用されている縮尺規格です。数字にすると約144分の1という、非常に小さなサイズになります。そのため、素手で扱うのは不向きです。部品の破損や紛失などのトラブルが起きやすいので、Nゲージの模型を適切に扱うにはピンセットが欠かせません。先が細くなっているピンセットならNゲージの模型の微小な部品を破損させずに扱うことができます。
ジオラマ作りの際もピンセットは製作者の指先の代わりとなる重要な工具です。入り組んだジオラマの中に小さな製品を置く場合、ピンセットでなければ上手に作業を進めることができません。手に馴染む、扱いやすいピンセットを選ぶことがNゲージサイズのジオラマを綺麗に仕上げる条件と言えます。

ピンセット以外にも接着剤選びがジオラマ作りの重要なポイントです。サイズが小さい部品は接着面も小さくなるので、使用する接着剤も短時間で硬化する強力な物を選ぶ必要があります。一般的な模型用の接着剤は安価で購入できる反面、硬化するまでの時間がやや長いのでNゲージの模型には不向きです。
効率的に部品を固定させるには専用の接着剤を使うのが最適ですが、他の接着剤と比べると割高なので使い過ぎには注意しなければいけません。瞬間接着剤は非常に短い時間で硬化するので便利に思えますが、乾燥に伴って部品の色落ちが生じるおそれがあります。また、間違った部分にくっつけてしまうと修正ができないので避けるのが賢明です。

ネジの着脱に使うドライバーも模型車両の分解に欠かせない工具です。
Nゲージの模型はネジも非常に小さいので、使用するドライバーも精密工具用やメガネ用など、微小サイズの製品を選ぶ必要があります。

鉄道模型を始めるなら掃除や保管の仕方も考えて

架橋を渡る貨物列車

鉄道模型を始めようという方は、まず好きな車両や作りたいジオラマに必要なものなどを購入しようとすることが多いでしょう。
それと同時に考えておきたいことがあります。
どのように保管しておくかという事です。
そのまま飾っているうちに埃をかぶってしまうということがあり、それがこびりついていくと見た目を損なってしまう事も多くあります。特に細かい部品が多い鉄道模型ですから、ちょっとしたほこりでも大きな支障が生じてしまうことがあるのです。電気で走らせるという場合には、特にその部分に汚れが溜まっていると故障などの原因になりかねません。

だからこそ、綺麗な状態で保管をする方法と、適切に掃除をしていくということが必要になってくるのです。まずアイテムを購入するときにはどのような形で保管するかを考えておくようにしましょう。ディスプレイしながら飾りたいのであれば、ディスプレイ専用のケースを購入することが必要になります。使わないものについては収納できる専用のケースを利用するとよいでしょう。適当な箱に入れておくと、車両や部品がぶつかって壊れてしまう事もあります。特に持ち運びをする場合には注意が必要です。保護材の入った専用のケースを持っておくと安心です。

また、掃除をするために必要なものも購入しておきましょう。鉄道模型用品として専用のクリーナーなども販売されているので、初めての場合にはこうしたものもそろえておくと安心して掃除が出来ます。
ジオラマを作る場合には特にレールや情景の部分の汚れが付きやすいので、カバーする方法を考えたり、こまめに掃除をしたりといった形で綺麗に保ち続けていく努力をすることも大切になってきます。